2009/09/23

「女にしちゃ上出来だ」



「クララ・シューマン」を一足お先に観てきました。

舞台は、19世紀半ばのヨーロッパ。
「トロイメライ」を作曲した天才シューマン、
妻でピアニストのクララ、若き作曲家ブラームス、
3人の心模様を、美しい音楽とともに
繊細に綴った作品です。

監督はヘルマ・サンダース=ブラームス。
その名の通りブラームス家の末裔。
肉親ならではの大胆なストーリー展開に
ドイツでは大きな反響を巻き起こしたそうです。
スリリングな三角関係に最後まで目が離せません。

…次第に薬漬けになっていくシューマン。
代わりに妻クララが指揮棒を持って、台に上がる。
浴びせられるのは冷やかな視線。

「女の指揮者だと?世の笑い物だ!」
「女では雰囲気を乱します!」

愛するシューマンのために、心を痛めるクララ。
シューマンは若きブラームスを後継者として慈しみ、
ブラームスはクララを女性として愛する。
そしてクララは…

芸術の秋に、超おススメ。
大人に観てほしい格調高い映画です。



10月10日からシアターキノにて公開。


上手く指揮を取ったら
「女にしちゃ上出来だ」
…そう言われた時代のお話です。