例の彼女の遺品の写真を見せられた。
かわいいワイヤー製の籠だの、ガラスの瓶だの、
英文字がお洒落な陶器だの、
フランスのカフェにありそうなお洒落な雑貨ばかり。
「どれが欲しい?」
えっとね…
正直何にもいらない。
彼女ともう一回話がしたい。
5分でも10分でもいい。
でもそんなこと言ったら
目の前の友人も涙ぐんじゃうだろうから
適当なのを選んだ。
これか、これ。
「わかった。今度持ってくるよ!」
彼女がこの世を去って早2か月。
どんどん時間が過ぎてゆく。
カレンダーを見上げると
明日は妹が天国に行ってしまった日ではないの。
生きていたら何歳だろうと計算してみる。
やっぱり時間は容赦なく過ぎていた。
今日は、ちょっとしたハプニングがあって
こんな切符で地下鉄に乗った。

只今、人生通過中。
今年はずいぶん遠くまで来た気もするし、
それほど進まなかった気もする。
明日は妹の好きな和のスイーツを買って帰ろう。